「狩る」という根源的なこと  その2ー岡本健太郎「山賊ダイアリー 2」

 
猟師コミック「山賊ダイアリー」の2巻目である。
時系列的には、1巻目で狩猟免許を習得し、初めての狩猟シーズンの続き。その年の5月頃に狩猟免許を取得して、空気銃を買って、といったシチュエーションであったのだが、数をこなすというのは大事なことで、ほぼ毎日にように罠の見回りと猟に出ているように見受ける著者は、いっぱしの猟師ぽさが漂い始めている
 
収録は
 
第十四矢目 ジョンとキジ猟
第十五矢目 イノシシ解体
第十六矢目 ヒヨドリ猟
第十七矢目 罠 Ⅰ
第十八矢目 罠 Ⅱ
第十九矢目 罠 Ⅲ
第二十矢目 スズメバチ駆除 Ⅰ
第二十一矢目 スズメバチ駆除 Ⅱ
第二十二矢目 深緑の霊鳥
第二十三矢目 銃砲店にて
第二十四矢目 実猟の射撃
第二十五矢目 三ツ足
第二十六矢目 鳥獣判別
第二十七矢目 ギン、逃げる
第二十八矢目 師匠
 
で、第十四矢目が2009年11月で第二十八矢目が2009年12月となっていて、ほぼ一ヶ月の話。猟師仲間も増え、始めはキジバトぐらいだった猟果もイノシシ、キジ、ヒヨドリ、カモ、カラス(?)と種類も増え、空気銃に加え、罠猟も始めるという初年度から飛ばし気味の猟師生活である。猟ばかりでなく、駆除を頼まれたスズメバチ(もっともハチノコを食しているから、これも猟といえば猟か・・・)のおまけつきでもある。
 
こうした狩猟にせよ釣りせよ、「収穫」話が楽しいものなのだが、収穫成功譚を詰め込んだこうしたコミックを読んでいると、自分も、不思議と簡単にできそうな気がしてきて、おもわず心が揺れ動くのだが、いやいや、待て待てとあわててブレーキをかける。
「旅行にしろアウトドアにしろ、計画を立てているときが一番楽しいものなのだ・・」と自分を言い聞かせているところである。
 
まあ、こうした「狩猟生活」というのは、なにやらワクワクさせるもので、狩猟、釣りといった趣味が、綿々と続いているのは、人間の根源的な「原始本能」に根ざしているところがあって、同じ自然生活といっても、菜園とか農業とかの「育てる」ものとはまた違うものであるような気がする。
 
うーむ、免許がないゆえ「猟」は無理ではあるが、ひさびさに釣りにでも行ってみますかな。

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