信長のシェフ 梶川卓郎・西村ミツル「信長のシェフ 6」(芳文社コミックス) この巻では、本願寺や比叡山、浅井・朝倉軍の包囲にあって、信長の忠臣中の忠臣である森可成が命を落とすところから、本願寺との停戦、朝倉との和議による信長第1次包囲網の綻びまでが語られる。 読みどころ的には、本願寺との料理勝負で、ケンと同時代から... 2016.09.04 信長のシェフ
信長のシェフ 西村ミツル・梶川卓郎「信長のシェフ 5」(芳文社コミックス) 戦国時代、信長の元にタイムスリップしたシェフが主人公の「信長のシェフ」の5巻目。この巻では、鉄砲の買い付けに森可成とともに堺へ赴き、信長に面従腹背の堺の納屋衆たちとの交渉から本願寺顕如のその料理人、そして本願寺と信長の抗争の始まりと宇佐山の... 2016.09.02 信長のシェフ
信長のシェフ 梶川卓郎/西村ミツル「信長のシェフ 4」(芳文社) Kindle Unlimitedに1〜3巻がノミネートされていたので、3巻一気にダウンロードして読んだのがキッカケで4巻を購入。まんまとAmazonの手に乗ってしまったというわけであるのだが、1巻でUnlimited対象を止めずに、姉川の合... 2016.08.28 信長のシェフ
信長のシェフ 「信長のシェフ」1〜3巻(Kindle Unlimited) 対象となっている作品でいろいろと議論が出始めているKindle Unlimitedではあるのだが、シリーズものの試し読みには結構便利なもので、この「信長のシェフ」は1巻から3巻までが対象となっている(H28.8月現在)ので、試し読みには結構... 2016.08.23 信長のシェフ
歴史 単身赴任のお父さんの江戸暮らしといったところか ー 青木直己「幕末単身赴任 下級武士の食日記」(NHK出版) 紀州の下級藩士の万延というから幕末に近い頃の江戸の勤番日記である。 「江戸の侍」というと将軍家、大名家といった大きな武家の暮らしや旗本の暮らし、あるいは与力・同心といった捕物帳の常連の方々の暮らしは、書物でも小説でも、はたまた時代劇TVでも... 2016.01.08 歴史
磯田道史 磯田道史「武士の家計簿 ー 「加賀藩御算用者」の幕末維新」(新潮新書) 堺雅人と仲間由紀恵のキャストで映画化もされた作品の原作である。映画では、猪山直之を堺雅人を演じていて、TVで見た記憶で言えば、彼が息子に背負われてお城から退出(?)するあたりで終わっていたと思うのだが、このへんは退出であったのか登城であった... 2016.01.04 磯田道史
関 裕二 日本古代に「但馬」という新しい舞台が登場 ー 関 裕二「海峡を往還する神々」(PHP文庫) 国情が不安定になったり、国勢が下がっている気配が見えると、ナショナリズムが高揚するというのは、他の国々でもよくあることと思うのだが、ここ日本においては、その国の成り立ちのルーツというか、その頃の王権に関わる言説があれこれ飛び交うことが多いよ... 2015.12.26 関 裕二
歴史 ナンバー2という「魅力あるも、面倒くさい」生き方 ー 松平定知「歴史を「本当に」動かした戦国武将」 時代が不安定になると「戦国時代」とか「幕末」が流行るという話を聞いたことがあって、時代のわさわさとした落ち着かなさと先行きの見通せなさが、転変の激しかった二つの時代に生きた人に範を求めさせるのだろう。私の場合もそんな風なところはあって、人事... 2015.06.23 歴史
関 裕二 古代日本の意外なバックヤードであった「関東」(関 裕二「古代謎解き紀行 関東・東京編」) 畿内(ヤマト)、山陰(出雲)、九州、瀬戸内海(吉備)と続いて、今巻はポンと関東まで距離を伸ばした『関 裕二「古代史謎解き紀行 Ⅴ 関東・東京編」(ポプラ社)』をレビュー。 構成は 第1章 古墳王国群馬の実力 第2章 関東の出雲の謎 第3... 2015.05.01 関 裕二
関 裕二 古代の隠された主役 ”吉備” の正体 (関 裕二「古代謎解き紀行 Ⅳ 瀬戸内海編」) さてさて「吉備」である。「吉備団子」の「吉備」である、「桃太郎のきびだんごの「吉備」である」、とでも言わないとどうにも印象の薄い「吉備」である。このへんは本書の表題にも表れている気がして「ヤマト」「出雲」「九州邪馬台国」とそれなりの古代史的... 2015.04.30 関 裕二