出雲のあやかしホテル

ブックレビュー

「椿木家」の次期当主が、「見初」の力を呼び覚ます ー 硝子谷玻璃「出雲のあやかしホテルに就職します 5」(双葉文庫)

「出雲のあやかしホテル」シリーズも5巻目となったのだが、今巻は、4巻目の最後で、冬緒の実家の一族である「椿木」家の次期当主が、配下の式神を引き連れて、出雲空港に降り立ったことを引き継いで、なにやら不穏なスタートである。さらに、プロローグで、...
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ホテル櫻葉に新しい「ハウスキーパー」が誕生いたします ー 硝子谷玻璃「出雲のあやかしホテルに就職します 4」(双葉文庫)

今巻以降の注目点は、 触れるだけで妖怪や幽霊、神様の力、感情までも操ってしまう。そんな能力を有していた陰陽師の一族、四季神家。見初はその四季神の血を引いているだけでなく、不完全ながらもその『触覚』の能力を使うことができる。しかも、現在の四季...
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定番の「不思議話」の後で、”見初”の隠された秘密が出現する ー 硝子谷玻璃「出雲のあやかしホテルに就職します 3」(双葉文庫)

「出雲のあやかしホテル」シリーズも3巻となって、主人公の「見初」を始め、それぞれのキャラの持ち味や立ち位置も定まってきたところ。登場人物たちも、物語の設定さえつくっておけば、勝手に動き始める時期なのであるが、次の展開への種を仕込んでおかない...
ブックレビュー

「見初」の周りの不思議の出来事はさらにパワーアップするのだった ー 硝子谷玻璃「出雲のあやかしホテルに就職します 2」(双葉文庫)

ベルガールとして就職した、妖怪や神様といった「怪しいもの」が見える娘「時町見初(ときまちみそめ)」が就職した島根県の出雲にある、人と人外が混合のホテル「ホテル櫻葉」でおきる、「不思議」と「大騒動」のお話を綴った「出雲のあやかしホテルに就職し...
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「妖かし」のお客の多いホテルの「不思議物語」の始まり ー 硝子谷玻璃「出雲のあやかしホテルに就職します」(双葉文庫)

縁結びや国引き神話で有名な「出雲」の地に、老舗で、キレイで、ご飯が美味しいホテルがある。その名も「ホテル櫻葉」というのだが、そこは、ある噂があるため、お客はまばらで閑散としているのだが、総じてみると、かなり泊り客は多いという不思議なホテルで...