三日坊主で悩む全ての人のオススメの「習慣づけ」のコツ ー 吉井雅之「習慣が十割」

「年の変わり目」や「年度の変わり目」になると、気分も新たに目標を立てるのだが、数日、数週間経つと続いていないことばかりで、「後悔ばかり」といった経験は誰しもあるはず。それが一度や二度ならいいのだが、何度も度重なると、自分の意志の弱さ嘆いたり、自分の能力を疑ってしまうのだが、本書によれば、思いどおりにいかないのは

それは、「習慣の作り方を知らないから」です。
「習慣」とは、自分でこれをやると決めたことを、コツコツと続けることです。

ということで、三日坊主に悩む多くのビジネスマンが切望する「習慣をつくる手法」のアドバイスをしてくれるのが本書『吉井雅之「習慣が十割」(すばる舎)』である。

【構成と注目ポイント】

構成は

第1章 人生は「習慣が10割」
第2章 なぜ、あなたは続けられないのか
第3章 意志が弱い人でも続く!「最強の習慣化」スキル
第4章 「脳の力」で、習慣を超強力にする
第5章 習慣の力で、「あなたの人生」が動き出す

となっていて、まずは

ほとんどの人は、「習慣が続かない」と思っています。
でも、それは正しくありません。
「自分で決める」という大事なステップを飛ばしているから、「習慣が始まらない」 だけです。
これは裏を返すと、自分で決めさえすれば、どんな習慣でも作り出せるという

という強気な発言は、こうした心理系のハウツー本らしい始まり。

ただこうした「想い」の部分が意外に、何かをやろうとするときに大きなウェイトを占めるのは誰しも思い当たるところで

売れない営業マンにとって、本当に難しいのはトップ営業マンになることではありません。 「自分はトップ営業マンになれる!」と思うことが難しいのです。
弱小野球チームの選手にとって、本当に難しいのは甲子園に出ることではありません。 「自分たちは甲子園に行ける!」と思うことが難しいのです

といったところには「うむ」と頷いてしまう。さらには

習慣化で挫折したくないなら、ぜひ「やりたい」か「やりたくない」かの感情を大切にしてください。 「やりたい」と思えることなら、脳がワクワクを感じて、楽しく続けられます。 「やりたくない」と思うことなら、脳が嫌がって回避しようとします。  だから自分の「好き嫌い」の感情に素直になって、やりたいと思えることを続ければいいのです

といった「好き嫌い」の意志というのが「習慣化」に大きな影響を及ぼしていることは本書でも主張されていて、何かを習慣化しようとする時に、「好き」な形で自分の意識に植え付けることができるかどうかが大事であるのだな、と思いあたるのである。

そして、こういう視点をもとに、本書のアドバイスする「習慣化」のコツを少し紹介すると

大事なことは、 物事がうまくいってもいかなくても、脳をプラスに導く決めポーズをする こと。それによって、常にプラス思考を生み出す

というように「動作」で自分を思い込ませることや

セールスの仕事は、「たくさんの人に会って、たくさん話すほど売れる」というシンプルな仕事です。
だから、訪問先へ積極的に足を運ぶ営業マンほど、売上は上がる

読書を習慣にしたいなら、いい方法があります。
それは、「毎日本を開く」 を自分との約束にすること

といったところからは、売上げアップとか読書したページ数とかの「達成目標」ではなく「行動の目標」「動作の目標」といったフィジカルな目標をたてておくほうが、最終的な目標達成の近道ではないかといったヒントも本書から読み取ることができる。

このほかにも、「悪い習慣の断ち切り方」や「苦手な人との接し方」といった、様々な「習慣づけ」に関わるヒントが載っているので、三日坊主に悩む人は目を通しておいて損はない一冊ですね。

【レビュアーから一言】

本書を読んで思ったのは、習慣づけに失敗する時は、自ら高い目標や成果を求める目標を設定して自滅するケースがよくあるな、ということ。
本書のいうような

思考は変えられなくても、 言葉や動作、表情は変えられる

ということを頭において、まずは「形」から入ることが大事なのかもしれないですね。

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