「クリエイティビティ」を上げたい人は、とにかく「移動すること」を考えよう

仕事の企画を練ったり、新しい事業プランを考えたりといった時に、多くの人が、上司や同僚、あるいは社内会議で言われるのが、「もっとクリエイティビティをあげないとね」という「温かいご指導」。
 
でも、「わかっちゃいるけど・・・」というのが本音のところで、何か秘訣があれば、藁にもすがるぞ、というところではないだろうか。
 
で、そんなあなたに、「President.JP」で、クリエイティビティの向上に効きそうな記事を見つけたので、ご紹介。
 
>歩き回ることが重要<
 
 
まず一つ目は清水伸行氏の「ビジネススクール流知的武装講座」のシリーズ連載の「職場でウロウロな人がアイデア満載な理由」で、記事のポイントは
 
クリエイティビティを発揮するには、オフィスで座ったまま仕事をするよりも、ウロウロと歩き回ったほうがいい。しかも、オフィスから外に出る必要もなく、同じところを行ったり来たりするだけでもいい
 
クリエイティビティは、準備、孵化、ひらめき、検証という段階を経て発揮されると言われ、各段階で必要とされる環境は異なる。そこで、・・オフィス内に多様な環境を用意することで、自分のアクティビティに適した場所を選んで、「移動しながら仕事をするスタイル(アクティビティ・ベースド・ワーキング)が重要
 
 
>企画はデスクの上ではでてこない<
 
二つ目は上阪徹氏の「企画書は10分で書きなさい」のシリーズ連載で「国民的番組Pが断言「会議は90分で打ち切れ」で、記事のポイントは
 
企画は、デスクの上でウンウンうなって出てくるものではない。スタッフといろんなコミュニケーションをしていくことで生まれていく。
(略)
脳の奥底にはたくさんのキーワードが眠っている。それをうまく引っ張り出すことができれば、一人でもアイディアは生み出せるが、デスクでウンウンうなったところで、それは簡単にできるものではない。誰かとディスカッションしたり、コミュニケーションしたりしているうちに、何かの言葉がトリガーになったりして、脳の奥底に眠っているキーワードが引っ張り出されてくる>
 
違う世界をインプットすることによって、脳はいつもと違う反応を見せる。それはすなわち、ウンウンうなっても出てこない企画やキーワードが出てくるということ。じっとしていても出てこないものが、外に出ていくことで出てくる。
 
 
>環境を変えることがクリエイティビティ向上の特効薬?<
 
二つの記事に共通するのは、とにかく「環境」を変えて、脳に新しい刺激を与えたほうが、クリエイティビティには有効だということ。
 
そして、その方法も、仕事をする場所を変える、とか、オフィス内を歩き回って雑談する、とかの方法でよいらしいので、ハードルが高くないところが良いですな。
 
で、こう考えてみると、一頃大流行しつつも、ライフスタイル論と妙に強く結びついてしまったので、従来のオフィスワーカーや、企業から胡散臭く扱われてしまいがちになった「ノマドワーク」とかいうのも、アイデア出しなどの仕事をする場合には、実はとても有効なワークスタイルだったのでは、と改めて気付かされる。
 
今では、ノマドの大流行もあってか、コワーキングの個室の会議スペースとか、電源付き、Wifi付きのカフェの雨後の筍のように増殖している。セキュリティの問題はなんとかしないといけないが、こうしたスペースを使ったほうが、企画会議などの場合は、社内会議室を使うより、案外効果的なのかもしれないですね。
 

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