手帳・ノートもさまざま、使い方とデコレートもさまざま — 「書いて叶える、すっきり暮らし わたしの「ノート&手帳」ルール」(インプレス)

大人が使うノートや手帳の主目的は、スケジュールの管理であったり、打ち合わせや会議のメモ、アイデアや発想のメモといったところで、それだけではとても殺風景で味気ないものなのだが、時折、デコレートしたり凝ってみたくなるのが、手帳使い・ノート使いの性(さが)というもの。
 
本書の構成は
 
Part1 達人のノート・手帳術
 ー”書くこと”が作る暮らしのスタイル
 
CASE#1 ノートや手帳に書くことで生活が整い願いが叶う
CASE#2 子育て、家事、自分、全部楽しむための手帳
CASE#3 すべてを一冊背管理 手帳も生活もミニマムに
CASE#4 後回しになりがちな家事も手帳を使って楽しくラクに
CASE#5 ふせんをフル活用して家事をスムーズに回す
CASE#6 家しごとはデジタルアプリで 細切れ時間を有効に使う
CASE#7 たくさんの夢や仕事も夢ノートが全て叶えてくれる
 
PART2 用途に応じて使い分けたい 自分に合った手帳選び
 
マンスリータイプ ー 月全体の流れを見渡せる
ウィークリータイプ ー 時間の使い方がうまくなる
ガントチャートタイプ ー プロジェクトから健康管理まで
デイリータイプ ー モヤモヤした気持ちを整理して前に進める
セパレートタイプ ー 上段と下段を使い分けて全体と詳細を見る
ふせん管理 ー スキマ時間をうまく使える
 
PART3 暮らし・仕事・ジブンを整える いろいろなノート・手帳のアイデア
 
となっていて、既存の手帳やノートを基礎に、書き方やデコレートの初歩について、他の人の実例を写真で読む、といったつくりである。
 
なので、モレスキン本やトラベラーズノート本のような、「ノートや手帳の素材」の話や、ほぼ日手帳本やバレット・ジャーナル本のように「使い方」の話に特化したものではなく、敷居はそんなに高くなく、手練の方たちの手帳術・ノート術を楽しんで、自分の手法に取り入れられるもの入れてね。といった気楽な読み方をすれば良いと思う。
 
特にこういう類のムック本には、キレイな使い方だけが載ってるとか、装飾がすぎるとか、作為性や実用性を批判する声もあるのだが、当方的には、こうした実例集のようなものをバラバラと眺めていると、自分特有の使い方のヒントがブァーと出てくる瞬間がある。極端なことを言えば、そうしたアイデアを得る瞬間のために、読んでいるようなところがあって、それはそれで良いのでは、と自己を正当化するんである。
 
それは
 
レフィル式の小さなシステム手帳を使って仕事の予定もプライベートの予定も、果てはその日の献立も管理する、というミニマムな方法
 
 
パソコンを使う会社仕事はアナログの手書き手帳、手と体を使う家仕事はスマホアプリやパソコンといったふうに「その仕事で使わない方法」で手帳管理をする
 
とか
 
1日のタスクと優先順位、タイムスケジュールを左ページで管理し、右ページに今週のTODOを書いて週全体を見通すといった「1日2ページ」で仕事を管理する方法
 
とかいった方法などなどで、自らがそのまま使わないとしても違った使い方の実例に触れることで、自分風の新たな着想がでてくるというもんである。
 
まあ、あまりたくさん読むと、自家中毒をおこして防爆としてくるのであるが、ほどほどにブラウジングしていると、結構、触発されて、新しいアイデアもでてくる気がするんでありますが、どうですかね。
 

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