効率よく「新書」の”エッセンス”を吸収する私の方法

多くの出版社から刊行されている「新書」の数々。新しい話題から、ちょっとコアな話題本まで多種多様で、知識やノウハウを手っ取り早く手に入れるには重宝するもの。

だが、
・じっくり精読する時間がない
・読んだ内容を忘れてしまう、覚えられない
・本代が高くて、たくさん購入できない
といった悩みを抱えている人は多いハズ。

今回はそんな方々に、効率よく、安価に、「新書」のエッセンスを吸収するコツを紹介しよう。

新書は、購入したものでもいいし、図書館の本でも可である。読書術の本では必ず自費で購入をするべし、というものあるが、たくさんの新書を読むには書籍代もバカにならないので、適宜、図書館を利用すれば良いと思う。

◯キモは2つ

さて、今回の肝は

①一回で精読して、内容をつかもうと思わない
②一度に内容を覚えようと思わない

ということ。つまりは、スピードをあげて、何回も読むことを基本に、抜書をつくって内容は、自分の頭の中に抱えない、というものである。

◯具体的なやり方

では具体的なやり方を紹介しよう。

①付箋を用意する。

百均で購入できる、小ぶりのもので十分。

②スピード重視で「新書」を読む。

 目次は、一応精読するのは、他の読書術と同じ。
 次に、新書を読むのだが、基本は、自分で気になる箇所、重要と思う箇所は、あまり深く考えずに、付箋をペタペタ貼る。どんどん貼る。
 そしてスピードを重視して、とにかく最後まで読み進んでいく。

③最後まで、読み進んだら、スキャンする

スキャンするのは
・表紙
・目次
・付箋のついているところで、抜書きをすべきところ
(自分で重要と思う所)
である。スキャナは通常の1万円弱で購入できる、A4対応のフラットヘッドで十分。

この段階で、スキャンしておくべきところかどうかをチェックするのだが、ここでも余り悩まないこと。とにかくスピード重視で、必要と少しでもおもったらスキャンしておくことがベター。

この段階でリアルの本は不要になる。付箋をとって図書館に返すなり、本棚に所蔵するなり、ブックオフに持っていくなりしてください。

④ここで、作業はひと休憩。少なくとも1〜2日、次の作業まで間をあけておく。

どんな本でも読了すると、一種の興奮状態にあるので、クールダウンするイメージですね。

なので、他の本を読むことに取り掛かってもよいですね。

⑤しばらく間をおいたら、新書をスキャンしたデータをOCRする。

当方が、一番精度が良いかなと思うのは、Adobe Acrobatなのだが、高価なのが玉に疵。以前はScanSnap i500を購入すると同梱されていたのだが、残念ながら今は同梱されていない。「読取革命」や「PDF Element」など見繕ってくださいな。

⑤最後にOCRデータの中で、抜書きしたいところをテキスト形式で抽出。

抽出データを、Evernoteなりエディターアプリにコピペし、保存して終了である。ここでは、再度、抜書きすべきかどうかセレクトするのが大事。
本を読んだ直後だと、その時の勢いで抜書きしてしまうことが多いので、冷静な目線に戻すために、1〜2日冷却期間を置くのがキモである。冷却期間後改めて見ると、なんであの時重要と思ったのかわからないところが多々出てくるものである。

ただし、必ずOCRしないといけない、というものではない。手作業で抜き出しても良いので、ここは、それぞれも持っているPC環境に応じてやってくださいな。

【まとめ】

大事なのは、本のエッセンスを頭の中に置いておこうなんていう大望は持たないこと。Evernoteやクラウドを、自分の外部脳と考えて、エッセンスはすべてそこに置く、といった感じでやったほうがいいですね。要は、必要な時にいつでも検索して読み出せればいいことですから。

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