グロねえ「「転職後」の教科書」=転職前に読んでおきたい「転職後」の重要ポイント

終身雇用制があちこちでほころび始め、「転職」することがあまり珍しくない時代になったせいか、ビジネス書の世界では、転職するための「ノウハウ」であったり、転職のための「アピールの仕方」といったことをアドバイスするものがたくさん出ています。

しかし、いざ「転職」をした後、転職後の会社の人間関係に悩んだり、条件が思っていたのと違っていたりしてm前の会社のことがよく思えたり、転職後に何らかの問題にぶつかっている人も多いのも事実です

そんな「転職前に不安にかられている人」や「転職して、理想と現実のギャップに悩んでいる人」に向けて、転職経験三回、いずれも年収・役職もあげてきた筆者が、自分の失敗談もまじえて、転職後、着実に成果を上げ、最短距離でキャリアアップを図るためのコツを教えてくれるのが、本書『グロねえ「「転職後」の教科書ー3年以内に結果を出す31のルール」(PHP)』です。

構成と注目ポイント>転職前に知っておきたい「転職後」のおさえどころ

構成は

はじめにーなぜ転職後の三年間が大事なのか?
グロねえの転職遍歴
1年目 忍耐力と順応性が問われる
2年目 「巻き込み力」を使い、成果を上げる
3年目 次なるステップに向けて挑戦し続ける
まとめ 成功する転職・失敗する転職

となっていて、転職後の1~3年の転職者へのアドバイスが書かれています。3年間としているのは冒頭の「はじめに」によれば

三年というのは、短いようで意外と長く、長いようで意外と短い期間とも言えます。つまり、正しい努力をすれば、確実な成果と成長が望める一方で、考えずに過ごしていると何の成長もなくあっという間にすぎてしまう期間でもあります。
そして、転職者の評価が定まるのも、だいたいにおいてこの三年間なのです。

ということで、「石の上にも3年」とか「辞めたくなるのは3日目、3か月目、3年目」といった格言にもあるように「3」というのは重要なキーワードのようですね。
で、ざっくりと、1年目、2年目、3年目それぞれの年次のアドバイスを見てみて、印象に残ったところは

一年目は、「古巣への未練を捨てる」ということと「想定外のことが起きた時の仕切り直しマインド」が大事というところ。1年目は新しい職場にまだ完全に馴染んでいないのと、転職したらしたで、転職前に抱いていたイメージとのギャップをどう心理的に埋めて、やる気をだせるか、というところが肝心なようです。

二年目は、社内の様子もわかってきて、存在感も増してきたところで、上司や経営層も「成果」の兆しを求めてくる時期です。ただその雰囲気に呑まれないように、足元を固めて自分にしかできない仕事をみつけたり、周囲を巻き込んで一緒に仕事をしていく体制を作っていくことが大事なようですね。

そして、三年目。本書の目的は「3年以内に結果を出す」ことなので、一年目、二年目で基礎固めができていたら、」社内でも力が発揮できて「楽」に仕事が回せる時期なのですが、ここでの注意ポイントは

「楽しい」は良いことなのですが、「ラク」となると、話は少し違って木梨。どこかで手抜きが出てきたり、簡単に回せてしまうので、自分の成長は期待できなくなります。
(中略)
自分で「ラクで楽しく仕事がこなせている、回っている」と気づいたら、即、次のステージに向かう合図だと思い、動くことをお勧めします。

というところでしょう。つまりは、後進を育てること、後輩に仕事を譲っていくことが大事だとアドバイスされています。

本書はそもそも「転職すること」を前提にしたアドバイス本なので、自分が成長できること、レベルアップすることが第一番の目的なので、その場所で十分成果を出して、自分なりの果実を掴んだら、次の新しい場所(職場)へ」向かえ、ということだと思います。

このほか、最後のところではジョブホッパーとならないためのアドバイスもまとめてありますので、詳しくは原書のほうで読んでくださいね。

ちなみに筆者の「グロねえ」というペンネームは、世界(グローバル)と日本(ローカル)のいいとこ取りを目指す生き方を目指すべく名のりはじめた「グローカル姉」を呼びやすい形に縮めたもののようで、けして「グロテ○ク」のほうではないのでお間違えないように。

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レビュアーの一言>転職は3年サイクルで考える

筆者は転職においては「三年」を一つのサイクルにすべし、と主張していて「一年目は状況把握、二年目は成果を意識して動き、三年目に成果を固めて信頼を得る」というサイクルを提案しています。

なので4年目には次の活躍の場を求めて「卒業する」というタイミングになるのですが、そこで重要になるのは、その成果や作り上げたものをいかに引き継ぐか、ということでしょう。そのためには、後進を育てる「サーヴァントリーダーシップ」を身につけることが大事になると思われるのですが、この点についてはまた別の稿でオススメ本をご紹介しますね。

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