格安で「NFTとは?」がわかるおススメ本を紹介しよう

2021年から2022年にかけて、「メタバース」と並んで流行語となったのが「NFT」という暗号資産圭系のデジタル用語。

直訳すると「非代替性トークン」と言うのですが、ITやデジタル系に強い人でなければ、これだけではどういう意味か、皆目わからない、というのが正直なところでしょう。

しかし、「NFT」はこれを利用したコンテンツビジネスやゲーム、あるいデジタル作品の販売など、これからのデジタルを活用したビジネスで大きな役割を占めてくると言われていて、直接「NFT」作品の売買をしなくても、しっかりとおさえておかないとビジネストレンドに乗り遅れてしまうのは間違いありません。

そこで、「NFT」って何? と入口の辺りでうろうろしている人向けにKindle Unlimitedで提供されている本を中心に、格安でNFTのことが基礎からわかる「おススメ本」をまとめておきました。なお紹介している本は、全て管理人が読んで目を通しておきましたので、出版社の紹介記事のコピペではありません。

①イケダハヤト「億り人が徹底解説!初心者向けNFTの入門書」

ネットビジネスや暗号資産にも詳しく、Youtuberとしてこれからのビジネストレンドについての解説も多い、イケダハヤトさんによるNFT全般についての解説本

構成は

第1章 NFTとは
第2章 NFTの買い方・売り方
第3章 NFT投資家になろう
第4章 NFTクリエイターになろう
第5章 日本と海外のNFT市場を比較してみよう
第6章 これからNFTはどうなる?

NFT投資家であり、クリエイターとしてコレクション運営もしている筆者なので、NFTで儲けよう、という話だけでなく、NFTの成り立ちからわかりやすく解説されているので、投資目的でない人にもおススメの入門本。

②MASUMI「今さら聞けないNFT【図解付き】」

NFTの解説本というより、NFTゲーム、NFTビジネスの始め方といったところが中心の入門本

構成は

NFTとは?
NFTでどうやって稼ぐ?
NFTを始めてみよう!
NFTの未来予測

NFTを始めるにあたって必要となる国内取引所口座の開設に始まって、MetaMaskのアカウントの作り方、PolygonネットワークやOpenSeaへのアクセス方法やNFTの購入・出品の方法など実践的な内容が中心になっているので、まずはNFTを始めて見たいと思っている人が入門的知識を得る入門本として適しています。

③森田清二「NFT徹底解説~基礎から学ぶ非代替性トークン~」

NFTに関する理論やNFTに必要なアカウントの取り方などのオールインワン的な解説本

構成は

第1部 NFT概要
第1章 NFTとは
第2章 NFTの実例
第3章 マーケットプレイス
第4章 法規制と課題
第2部 NFTアイテムの買い方・売り方
第1章 売買のための基礎準備
第2章 NFTアイテムの売り方
第3章 NFTアイテムの買い方
第3部 基礎知識編
第1章 ビットコインとイーサリウム
第2章 イーサリウムの特徴と課題
第3章 Polygon(ポリゴン)
最後に
付録 主要なNFT関連ニュースリンク集

となっていて、NFTの理論的な解説やNFTの実例が豊富に紹介されています。

メタマスクやOpenSeaの利用の仕方、NFTの作成や売り方・買い方といったことも図解されていてわかりやすい解説がされているのが便利かと思います。

ただ、NFT取引でどう利益を出すかといった視点ではなくて、NFTの技術的な利用方法などの面が詳しいので、NFT投資に関する情報目的よりもNFTの理論的バックボーンなどについて知識をつけておきたいという人向けです。

④白辺陽「NFT 完全初心者への徹底解説」

同じ筆者名で「メタバース 完全初心者への徹底解説」「Web3.0 完全初心者への徹底解説」など話題のデジタル系のトレンドについての数冊ある解説本のうちの「NFT」ジャンルのもの。

構成は

1.NFTとは
2.NFTの歴史と高額取引事例
3.NFTによる取引サイトの実例
4.NFTアートを出品する手順
5.NFTを構成する技術
6.NFTは今後どうなっていくか

となっていて位置づけ的にはNFTについての理論解説やNFTに関する事例やサイト紹介が詳しい解説本で、前述の「NFT徹底解説~基礎から学ぶ非代替性トークン~」よりやや軽めの総合解説本といっていいかと思います。

なので、前述書と同じで、NFT投資について情報を得たい、という人ではなく、NFTの理論的なところを勉強しておきたいな、という人向けです。初心者向け解説本には珍しく、NFTアーティストも紹介されているので、NFTアートの現状をざっくりと知りたい人にも役立つのではないでしょうか。

⑤クリプトキャット「NFTアーティストが教えるNFT超入門」

NFTのコレクションを実際にOpenSeaで販売しているNFT作家によるNFTビジネスの入門本。

構成は

第1章 NFTとは
第2章 さっそく作ってみよう
第3章 NFTを売ってみよう
第4章 マーケティングしてみよう
第5章 ツィッターを開設しよう

となっていて、NFT作品をどうやってつくるか、NFT作品をマーケットに出すにはどうしたらいいか、といった主にNFT作家になりたい人向けの入門本ですね。

⑥「NFTの教科書」(朝日新聞出版)

最後におススメしておくのは、前掲の入門書でNFTに関する知識をざっくりと掴んだうえで、NFTビジネスの動向についておさえておきたいときのおススメ本

構成は

第1章 NFTビジネスの全体像
Section1 NFTの現状
Section2 NFTの概況とマーケットプレイス
Section3 NFT×アート
Section4 NFT×メタバース
Section5 NFT×国内ゲーム
Section6 NFT×海外ゲーム
Section7 NFT×スポーツ
Section8 NFT×トレーディングゲーム
Section9 NFT×ファッション
Section10 NFT×音楽
Section11 NFT×海外発NFT特化型ブロックチェーン
Section12 NFT×日本発NFT特化型ブロックチェーン
Section13 NFTの技術的課題
第2章 NFTの法律と会計
Section1 NFTの法律関係
Section2 NFTと金融規制
Section3 その他の法的諸問題
Section4 NFTの会計と実務
第3章 NFTの未来
Section1 NFTと無形資産
Section2 NFTと市場づくり
Section3 世界とNFT
Section4 NFTの展望

となっていて、執筆陣は日本暗号資産ビジネス協会の関係者や、暗号資産を扱っているコインチェックをはじめとした暗号資産業界の関係者、法律家などが自らの得意分野についてセクションごとに解説している形になっているので、必要な分野をチョイスして読んでおく、といった使い方がいいと思います。

まとめ

NFTはまだ新しい分野なので、これからたくさんのビジネスチャンスも生まれ、NFTを使うジャンルも広がってくると予測されるのですが、まだ発展途上の段階なので、現在のところ、チャンスとともに、フェイク・サイトや詐欺もあるというのが現状のようです。

こういう市場動向に対応するためには、ネットでの情報収集とともに、アナログではあるのですが、書籍からの情報収集も大事です。おススメした本を参考に、NFTの知識を得て、ビジネスチャンスを拡大されることを祈ります。

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