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定年過ぎたら日常の些末事にこだわれー東海林さだお「定年からの男メシの作法」(SB新書)

サラリーマンをしている男性は、定年を迎えて自宅にいるようになると、とたんにすることがなくなるか、趣味の世界にどっぷりと浸ってしまって、という二極の世界にはいることが多いのですが、どちらの世界に行くにせよ、日々の「三度のメシ」という問題から逃...
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一人の食事は「風流」の極みー東海林さだお「ひとりメシの極意」(朝日新書)

今の世間で失われてしまったのが、一人こそこそと店の暖簾をくぐって、満員で肩を寄せ合うようなカウンターの空き席に座って、隠れるように日本酒とつまみを「ちびちび」やる、という自虐的な楽しみで、新型コロナ流行下で、食事も家庭内、店はテイクアウトと...
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「ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ5〜8」ーナニワのめし行脚もこれで完結

東京でのデザイナー暮らしで心身ともつかれてしまったとデザイナー「茶谷正彦」が、先輩の口車にのって東京から大阪にやってきて、一癖も二癖もある住人たちが住む、元お好み焼き屋のボロボロシェアハウス「しまき」の管理人兼フリー・デザイナーをしながら、...
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「ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ 2~4」ーナニワグルメはシェアハウス住人の心を繋ぐ

東京でのデザイナー暮らしで心身ともつかれてしまったとデザイナー「茶谷正彦」が、先輩の口車にのって東京から大阪にやってきて、一癖も二癖もある住人たちが住む、元お好み焼き屋のボロボロシェアハウス「しまき」の管理人兼フリー・デザイナーをしながら、...
土山しげる

おせち料理をかけた「旨いもの話」の勝負始まる ー 土山しげる「極道めし 1・2」(アクションコミックス)

外を出歩く自由もなく、何を食べたいかの希望が叶うこともない場所の典型的なところといえば、刑務所をおいてほかにはないでしょう。その刑務所に収監されている受刑者たちが、「美味いもの」の話を順番にして、一年で一番楽しみな「おせち料理」の1品を賭け...
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大阪の「食」は無敵だ ー はたのさとし「ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ 1」

ブラックなデザイン会社に就職して、昼夜をとわず激務に追われて、偏食による栄養失調と心的ストレスによる自律神経失調症を患って入院したあげくに、クビになった、東京生まれの東京育ちのデザイナーの卵・茶谷正彦くん。彼が、大学の先輩の誘いで大阪にやっ...
今 柊二

「立ちそば」は日本の誇るビジネス文化だ ー 今柊二「立ちそば春夏秋冬」

「立ちそば」というものにお世話になったことがない、と断言できるビジネスマンとは正直、あまりつきあいたくないな、と思っていて、ビジネスマンとしての経験の深さは、食べた蕎麦の丼やセイロの数に比例するってな偏見すら持っている。そんなビジネスマンと...
今 柊二

庶民の味方の中華料理「ギョーザ」の名店の数々 ー 今柊二「餃子バンザイ」

中華料理の中でも、「餃子」は日本全国の共通言語のようなもので、他の中華料理、いまどきは「ラーメン」や「チャーハン」でも豪華で高価なものがあっても許されるのだが、こと「餃子」に限っては、どこでもいつでも食べることができて、しかも安価というのが...
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ビジネスマンは給料日の贅沢で何食べる? ー 楠本哲「給料日のグルメ 1」

ビジネスマンのグルメは、トップエリートで交際費バンバン使える、という境遇でない限り、多くない小遣いの中でやりくりする限られた予算の中で、できるだけ美味しいものを探す、というのがほとんどでしょう。 本書の主人公で。首都圏の中堅企業に勤める「神...
土山しげる

幕末のお江戸の武家グルメ ー 勤番グルメ「ブシメシ!」

老中・井伊直弼が桜田門外で暗殺された安政7年に紀州(和歌山県)から江戸勤番のために上京し、単身赴任をしている紀州藩士・酒井伴四郎の食生活を中心とした幕末武士の生活が描かれるのは『土山しげる「勤番グルメ ブシメシ!」(SPコミックス)』。 こ...