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下川裕治「週末ベトナムで、ちょっと一服」(朝日文庫)

沖縄、台湾、タイと辿ってきたら、次は「ベトナム」を触れねば、東南アジアの旅とはいえまい、ということで、下川裕治流の 「ベトナムに来ると元気になる」 そういう日本人が多かった。僕もそうだった。ベトナム人は若く、疲れを知らない恵笑顔を浮かべ、ぐ...
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下川裕治「週末沖縄でちょっとゆるり」(朝日文庫)

タイ、カンボジア、ベトナムなどの東南アジア、台湾などのフリークで、旅本作家としても大御所である下川裕治氏のひさびさの「沖縄本」である。氏は沖縄フリークとしても有名で、東南アジアや台湾への行き来に、成田や羽田ではなく那覇からの飛行機便やフェリ...
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岸本葉子「ブータンしあわせ旅ノート」(角川文庫)

「人」と同じで、「国」の毀誉褒貶も遷ろうもので、いっとき持ち上げられたものがストンと評判が落ちてしまうことは常といていい。そのあたり、ブータンと言う国、幸せ度 No.1と持ち上げられて後、さほど評判が落ちるわけではなく、忘却の方向にいくとい...
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下川裕治 編「本社はわかってくれないー東南アジア駐在員はつらいよ」(講談社現代新書)

タイ、ミャンマー、ベトナムといった東南アジアや台湾、沖縄の旅行記で定評のある下川裕治氏が、東南アジアの日本企業駐在員がビジネスの現場で体験している、苦笑いや胃がいたくなるような、現地の人々とのトラブルの数々をレポートしたのが本書小目次までレ...
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光瀬憲子「台湾一周! 安旨食堂の旅」(双葉文庫)

まず最初に言っておくと、中国本土に比べて「台湾」は優しい印象というのが本音である。もっとも中国本土とはいっても、上海とか商売気の強いところへ行った経験しかないので「中国本土」というのはおこがましいが、大方の人の賛意は得られるのではないか、と...
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中村安希「インパラの朝」ーユーラシア・アフリカ大陸684日(集英社)

最近見ることの少なくなった、世界放浪的な旅の記録である。しかも「女性」。こう書くと世の男女共同参画の論者にっはお叱りを受けてしまうのだろうが、本意は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部の国々などは別として、世界中を旅する時に、女性であること...
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下川裕治「タイ語の本音」(双葉文庫)

> 「旅行記」というのは、しばしば厄介なもので、旅行記によっては、書かれた旅の時期に注意しないと、その国の姿を誤解してしまうことにもなりかねず、特になにかを一所懸命に主張する色合いの強いもの、イデオロギー色の強いもの、真面目なものにそうした...
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バックパッカーは体制への反逆者か否か ー 大野哲也「旅を生きる人びと バックパッカーの人類学」(世界思想社)

「旅本」といえば、当然「旅の記録」であって、ここではないどこかの。いつかの時間の放浪の記録である。しかし、「旅本」を読んでも、人は「なぜ旅をするのか」の答えはでてこない。 本来なら定住し、職を得、家族を持つのがレギュラーな社会の中で、何故そ...
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LCC就航当初の貴重な格安飛行機旅行記 ー 吉田友和「LCCで行く!アジア新自由旅行」(幻冬舎文庫)

ピーチ航空、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンなどなど、日本へLCCが就航を始めたころのアジア旅行記である。 構成は 第1章 新千歳〜関空 第2章 台湾〜フィリピン 第3章 タイ〜ベトナム 第4章 シンガポール〜バリ 最終章 マ...