コミック

高橋留美子

高橋留美子「高橋留美子劇場 3」(小学館 Kindle版)

シリーズものでレビューしている「高橋留美子劇場」であるのだが、3巻目の収録は 「日帰りの夢」 「おやじグラフィティ」 「義理のバカンス」 「ヘルプ」 「赤い花束」 「パーマネント・ラブ」 初出は2000年から2004年。長編は「らんま1/2...
高橋留美子

高橋留美子「高橋留美子劇場 2」(小学館 Kindle版)

引き続いての「高橋留美子劇場」の第2巻をレビュー。収録作品の初出は1994年から1999年なので連載ものとしては「らんま1/2」の後期、「犬夜叉」の前期という時期。 収録作品は 「専務の犬」 「迷走家族F」 「君がいるだけで」 「茶の間のラ...
高橋留美子

高橋留美子「高橋留美子劇場 1」

普通の場合は、長編の構想力はすごいが最近短編がね、といった風で、売れっ子になって連載が忙しくなると、短編のほうがどうしても切れが悪くなるのが通例であるようで、長編と短編の才能は別物であるような気がする。 そうしたところで、どちらもこなすとい...
コミック

手塚治虫「紙の砦」

手塚治虫師の太平洋戦争終戦前後の私小説的な短編集。 師のこの当時の回想録的な噺の数々は、単純な戦争批判や日本人批判に陷ることはないが、ふいに出現するエピソードにぎょっとさせられるのが、名手の技というものか。 収録は 「がちゃぼい一代記」 「...
高橋留美子

高橋留美子「鏡が来た」

「うる星やつら」に始まって、「らんま1/2」「犬夜叉」などのミリオンセラーを輩出し、コミック界の大御所となった高橋留美子大人であるのだが、個人的には、コミック・ホラー(ちょっと矛盾した表現なのだがご容赦を)の掌編にその凄さが凝縮するような気...
コミック

たかぎなおこ「ひとり暮らしな日々」

私のような地方の年配者は、学生時代やしばらくの独身時代を過ぎると、「一人暮らし」という単語とは程遠くなり、子どもの大学進学で再び遭遇。そして自らの単身赴任生活で、我が事として実感というのがよくあるところ。 当方も今年春から、そういった境遇と...
乙嫁語り

乙嫁語り 1〜7巻を一気読みした

以前、まとめ買いのセールで買ってはいたのだが、ついつい(Kindle本の場合にこういうのかどうかは別として)積ん読になっていた「乙嫁がたり」。 本日は用務もなく、家族と一緒に外へ出る予定もない、ということで暇にまかせて一気読みした。 舞台は...
ヒストリエ

マケドニア軍、動く ー 岩明均「ヒストリエ 9」

マケドニアである種の存在感を持ち始めたエウメネスなのだが、第9巻では、そうした存在感もあってか「高い樹へあたる風は強い」といった風で結構な困難な命令がくだされる。収録は第74話 密命・1第75話 密命・2第76話 密命・3第77話 メランテ...
ヒストリエ

マケドニア軍は雌伏中 ー 岩明均「ヒストリエ 8」

さて、少々長い猶予期間ではあったが、エウメネスの出世物語も、ようやく戦乱の時に突入した。しかも、その戦乱がけして大勝利、といえないものなので、今まで逼塞ぎみであったエウメネスが一躍、陽のあたるところに登場する機会もでようというものだ。収録は...
ヒストリエ

いよいよアテネと戦争開始 ー 岩明均「ヒストリエ 7」

第7巻で描かれるのは、マケドニア宮中のアレクサンドロスの二重人格者の件とエウメネスの発明(?)する将棋が中心。 どちらかというと、アテネとの戦闘に向かう第8巻以降の準備といった印象が強く、収録は 第58話 ヘファイスティオン・2 第59話 ...