安上がりな紙書類の整理をするなら ー 福島哲史「クリアホルダー整理術」

2008年の発刊なので、スマホやクラウド対応などについては言及がないので、その辺を期待して読むと期待はずれになるが、先端的な職場は知らず、フツーのビジネス現場では、まだまだ紙書類が主流。そうした紙書類をいかに効率よく整理していくか、という基本のところのアイデアを求めて再読してみた。
構成は
序章 クリアホルダーは整理に最適なツール
第1章 クリアホルダー 活用のメリット
第2章 クリアホルダーをキャパ30倍、活用する!
第3章 クリアホルダー発想法でアウトプットしよう!
第4章 クリアホルダーの「中身」整理術
第5章 まだまだあるぞ!クリアホルダーアイデア活用法
となっているのだが、最後の章のほうは、クリアホルダーのキワモノ的な使い方、アイデア発想法といった感じもでてきて、クリアホルダーだけですべてのモノを整理するのは無理なのでは、という感じもでれくるのが残念。
個人的には仕事関係の書類、DVD、名刺といったサイズや形状がバラバラなものをいかに「定型化」するといった視点で読んでいったほうが良いという印象。

で、勝手に「クリアホルダー整理術」のエッセンス的なものを抽出すると
A4透明のクリアホルダーに、収納する書類やモノのがどういうサイズであろうが、1テーマ(1案件)=1ホルダーといった形でファイリングする。(クリアホルダーの中にもう一ついれて、3層にして収納箇所を増やすというアイデアも紹介はされているが、基本は1テーマ(1案件)=1ホルダーが原則)
ただ、ホルダーに書類を入れただけでは、いかに透明であるといっても、一覧性は低いから、そこはクリアホルダーに直接タイトルを書いたり、ポスト・イットを貼ってインデックスをつけておく(このとき、ポスト・イットの糊がついている面にタイトルは記入する)
さらには、格納した書類に関するアイデアとか会議の要点とかを、ポストイットにメモしたものをクリアホルダーの裏側に貼り付けておけば、より機能性が増す。
以上のことに気をつけて後は、とにかく書類やDVD、名刺、本、パンフレットなどなど、テーマごと、あるいは仕事の単位ごとにクリアホルダーに入れる、ポスト・イットのインデックスをつける、といったことをするだけ、である。
仕事関係の書類整理といえば、一般的には、いまだにフラットファイルなどによる整理が主流のように思う。会社の規定で決まられている部分はどうしようもないとしても、せめて個人用の書類やモノ管理はフレキシブルな方法がないかと思っているビジネスマンは一考あれ。
具体なことはこちらにエントリーしているので、興味ある方はどうぞ。

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