ノート術や手帳術というのは毎年11月ぐらいになると。新しい手帳のデザインと一緒に、特集が組まれるのが常となっている。今年も10月に入り、そろそろ、そんな時期かなと思うので、一足先に、私家版「手帳術・ノート術」を綴ってみた。
【「バレットジャーナル」とは】
「バレットジャーバル」というのは「箇条書きを利用することを中心に考えられた、記録方法・メモのとり方」を言うので、「ほぼ日」や「モレスキン」といったいわゆるノートや手帳の種類ではなくて、記録する上での「テクニック」のようなもの。
そうした箇条書きを、記号(バレット記号)も使いながら短く簡潔に書いていく(「ラビットロギング」というそうですな)というのが基本ルール。例えば「明日、歯の治療のために◯◯歯医者を予約する。その後、市役所で住民票をとる」といったのを
S:歯医者アポ→市役所・住民票
といった感じで書くということ(ちなみに「S」は自分が任意に決めた略号。この場合は「スケジュール」を意味する)。
【バレットジャーナルは「手帳」界のトレンド】
この「バレットジャーナル」は、スケジュールから日記、業務記録、ToDoまで「自由な形」で、「生活におきる全て」を記録していこう、という。いわば、ライフログのアナログ型。
基本のページは
◯キー:バレットジャーナルの前か後ろに、記号の意味を書いておく
◯ノートの各ページに番号を振る
◯ノートの始めの2ページはインデックスにして重要なトピックとそれが載っているページ番号をリストにする
◯次の4ページは「フューチャーログ」という大きなイベントを記した年間カレンダー
◯そのほか、見開き2ページを使った「マンスリー」、僻毎日の「デイリー」を用意し、スケジュールとタスクを書く(これも箇条書きで)
◯時間の経過とともに追跡(記録)していきたいことを書くページを作る
となっているのだが、そのフォームも自由に自分で決めていいし、上の基本ページも使うかどうかは自分で決めればいい、ととんでもなく自由度が高い。
さらには、どんなノートを使ってもよい、もにおであるようで、この辺はお仕着せが嫌な方々にオススメのノート・手帳のシステムでありますね。
【バレットジャーナルにオススメのノート】
どんなノートを使ってもいいのが、バレットジャーナルの特徴でもあるのだが、そこは、デザインとかで、世間的にはオススメがあるようで、
①Leuchtturm1917(ロイヒトトゥルム1917)
ドット方眼、A5サイズのもの。世界で一番バレットジャーナルに使われているらしいです。INDEXページとページ番号が印刷されているので、手間が省けるのも高評価の理由のようですね。
②モレスキン
まあ、これは高級ノートの定番ですね。モレスキンもいろいろ種類があるようですが、ドット方眼・ラージがバレットジャーナルの定番らしいです。
といったところが「セレブの鉄板」のようですね。
【ダイスキンB6が「バレットジャーナル」的な3つの理由】
ただ、どんなノートを使ってもいいし、フォームも自由というバレットジャーナルの柔軟さがありながら、「鉄板」ものに固執するのもシャクなものであるし、ここは、できるだけ安価で使いやすいものを探せ、というのをポリシーにしている方もいるはず。そんな視点からいうと、当方がおすすめしたいのが「ダイスキンB6」。
オススメな理由は
①1ページ26行、60枚(120ページ)とそこそこ分量もあって、百均製品なので、当然、安価(税込み108円)
②表紙がしっかりしていて結構頑丈。中に紙をはっても大丈夫
③「モレスキン」似なので、なんとなく高級っぽい。
といったところ。
特に「手帳」や「ノート」をライフログ的に使う場合は、思いついた時に、気軽に思う存分書ける、ということが大事であるし、レシートやメモの貼り付けとか、自由度の高い使い方ができるところが重要だと思うのだが、そんなところを、安価ながらしっかりと対応してくれていますね。
もっとも紙質とか細部のところは、上記の①、②には流石に敵わないので、ダイスキンでバレットジャーナルに慣れてきたら、①や②に移行するというのもアリですね。
【辺境駐在員的なノートのデザイン】
ちなみに、当方の「デザイン」はこんな感じです。少々、チープ感がありますが、手早く書けるということを優先したデザインにしていて、筆記用具はJetstreamの4色を使ってます。
◯マンスリー
◯デイリー
◯イベント・カレンダー
【ロディアを併用する】
ただ、サイズ的には小さいながらもB6のものを使っているので、ジャケットやパンツのポケットには入れ難いので、どうしてもデスク上での利用が中心になる。
持ち歩けない時は、スマホのメモ帳で代用してもいいのだが、そうすると、情報を一つに集めるということが困難になるので、手ぶらで出かける時は「ロディア」のA7を併用している。
スケジュールを書く場合は、こんな風のフォームを手書きして、後で、ダイスキンに糊で貼り付けるという運用である。
【まとめ】
フォームが印刷された手帳やノートを使ってもいいのだが、バレットジャーナルの自由度は、一回試してみるとヤミツキになる。ただ、その使い方から言って、かなりの枚数を使うことは間違いないので、できるだけ安価に運用したいのが人情というもの。バレットジャーナル初心者は、しばらく、こうしたダイスキンを使って慣れてみるのもオススメであります。
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