女子高生たちが、集まってキャプキャピと料理をしたり、夜のテントの中でしみじみ語りあったりする姿を描くことによって、「キャンプ」そのものの印象をガラッと変えるとともに、「冬キャン」の魅力を世に出し、「キャンプ革命」といってもいい効果をもたらしたマンガシリーズ『あfろ「ゆるキャン」(芳文社)』の第11巻。
前巻で、リンちゃんと、なでしこの浜松での友人・綾乃の二人組は大井川流域の吊橋めぐりにでかけたのですが、なでしこのほうは、大井川鉄道を利用しての、ソロキャンプからの、リンとアヤと合流してのグルキャンへと進んでいくのが今巻です。
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構成と注目ポイント
構成は
第58話 ゆで卵を目指して
第59話 畑薙アタック!! 地獄のデスロード
第60話 焚き火と谷の夕暮れ
第61話 今夜はプチ牛祭り
第62話 おサルは温泉に浸かるため吊り橋を渡るのか
第63話 それじゃあまた、いつか
番外編 へやキャン△
となっていて、まずはダムカレーを目指して「千頭駅」で下車した「なでしこ」が豚串にくらいつくところから開幕します。豚串をあっという間にたいらげた後のダムカレーは
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という感じで、エビフライ、ゆで卵で、駅の上流にある「長島ダム」を模したもののようです。なでしこは、ダムカレーの後は、鉄道の廃線旧道を利用した「おばけトンネル」を抜けて、キャンプサイトの場所取りをしておきます。
一方別働隊のリンとアヤは、井川大橋から畑薙湖へと向い、ここにある畑薙大吊橋に挑戦します。ビビりながら渡っていく二人がかわゆいですね。
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で、合流後のなでしこ、リン、アヤのキャンプ料理は、まず、なでしこが合流前につくる、甘酒クッキーと
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事前に家で、圧力鍋で煮てブラウンソースで似て下ごしらえをしたすじ肉と「うまうま100%ハンバーグ」をマンガ肉焼きした
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畑薙ダムビーフシチューオムハンバーグライスですな。口にいれて肉々しさに感動する「リン」ちゃんがまたよいですなー。
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そして、キャンプ泊後の翌日は、夢の吊り橋や
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夢想吊橋や
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塩郷の吊橋
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といった吊橋巡りが楽しめるのですが、それよりも、「なでしこ」の食す「いももち」や
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「渓流そば」のほうが、三人のグルキャンの最後にはふさわしいような気がします。
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レビュアーから一言
本編が終わった後の「おまけ」のところでは、いつもふんわりとしたコラムっぽい話が収録されているのですが、今回は、日本の領土争いの中で、最も因縁の対決の一つといえる山梨と静岡の間の「静梨富士山論争」に決着をつけてくれそうな、富士山が将来、両県に真っ二つに別れてしまうという話が紹介されてます。
もっとも、ここで恵那ちゃんが、桃太郎伝説の発祥に関する「岡梨桃太郎論争」の火種をもちこんできてますので、岡山県と山梨県の出身の方々は参戦をお願いします。
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