留守番の千明とあおい、恵那ちゃんも瑞牆へ冬キャンーあfろ「ゆるキャン△」12

女子高生たちが、集まって「飯テロ」に近いキャンプめしをつくったり、夜のテントの中でしみじみ語りあったりする姿を描くことによって、汗臭い「キャンプ」の印象を「ゆるーい」お洒落なものにガラッと変えるとともに、「冬キャン」の魅力を世に出し、「キャンプ革命」的な効果をもたらしたマンガシリーズ『あfろ「ゆるキャン」(芳文社)』の第12巻。

前巻では、リンちゃんと、なでしこの浜松での友人・綾乃の二人組のバイク・キャンプと、なでしこが合流しての大井川キャンプの様子が描かれていたのですが、置いてきぼりをくらった野クルのメンバー、千明とあおい、そして恵那ちゃんの三人での冬キャンが描かれます。

構成と注目ポイント

構成は

第64話 薪をつくろう
第65話 薪割り道具とみずがき湖の謎のグルメ
第66話 バスキャン□ 北上中
第67話 めしテロはじまるよ!!
第68話 春の瑞牆冬キャンプ
番外編 へやキャン△

となっていて、 全体的なストーリーとしては、三人の瑞牆山キャンプ場での冬キャンのあれこれがメインになるのですが、そのキャンプ話が、見延川の伐採木の無料配布のリベンジマッチと手にいれた伐採木を、キャンプの「薪」にする作業の合間に語られる、という設定になってます。伐採木の無料配布は春休みにチャレンジしたものの、あっという間の売り切れだったのですが、今回は

という感じで大量に入手することができそうです。この大量に手に入れた伐採木を、こつこつと野クル・メンバーで薪割りしながら「瑞牆冬キャンプ」の思い出が語られるという流れです。

千明とあおい、そして恵那ちゃんのキャンプは、リンたちと違って、基本は「バス・キャン」なので、こんなイメージで道の駅や、アウトドア系の観光スポット、温泉をめぐりながら、

といった感じでキャンプ地へ向かイメージですね。なので、今回のように「やきとり」や「温泉」に気をとられて時間を忘れると

といった悲惨な状況に陥る可能性が大きいわけですね。なので、下手をこくと第6巻の大間々岬のキャンブ場の「「恵那」ちゃんは、冬キャンをなめて、あわや凍死の危機を迎える ー あfろ「ゆるキャン 5・6」」のように薪を調達損ねての騒ぎになるわけですね、この教訓が生きたのか、今回は温泉で寝入ってしまうこともなく、無事に管理棟の営業時間内に滑り込んでます。

ここで、酒呑みの「グビ姉」こと鳥羽先生と合流しての「野クル」キャンプですね。今回、みぞれ酒を酌み交わす、彼女のいつもと違った姿が見られます。

そして、今回の魅惑の「キャンプめし」は、途中の道の駅で大量に調達した、北杜市名産のトマトとトマトジュースを、玉ねぎ、炒めた豚バラ肉とじっくり煮込んだトマトソースを使った「背徳のトマトやきそば」から

ピザクラストにトマトソースをたっぷり塗り、一口大のベーコン、アスパラ、パブリカを散りばめ、ざく切りトマトとバジルをのせ、マヨネーズ、ピザソースを振りかけて、蓋をしたフライパンでじっくり焼いたキャンプ・ピザ「じっくり煮込んだトマトソースのピザ」

とトマトを使った料理がラインナップされているのですが、詳しくは原書でどうぞ。

レビュアーから一言

今回、キャンプの「お勉強」となるのは「薪割り」ですね。野クルの女の子たちの

という薪割りの様子のほか、もらってきた河川木の中にクルミと一緒に入っていたハリエンジュ、いわゆるニセアカシアの木が、生木のまま燃やすと臭いもきつく、煤ばかりでるとう豆知識。ニセアカシアは、公園や街路樹や植栽として使われていることが多いので、この木をもらってキャンプの薪に使うときはよく乾燥させて使いましょう。

ゆるキャン△ 12巻 (まんがタイムKRコミックス)
なでしことリンが綾乃と大井川へ行くという事で休みを持て余していた千明・あお&...

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