鳴神響一

医者で神経学博士、美女で、結婚願望アリの異色のプロファイラー登場 ー 鳴神響一「脳科学捜査官 真田夏希」(角川文庫)

女性警察官、特に本書の主人公のような県警でプロファイリングに携わる警察官は、佐藤青南さんの「楯岡絵麻」や、吉川英梨さんの「原麻希」のような、気が強くて、やり手のポリス・ウーマンがイメージされることは多いのだが、本シリーズの主人公・原田夏希は...
etc

「亭主、元気で留守がいい」は定年後も同じこと ー 阿川佐和子・大塚宣夫「看る力 アガワ流介護入門」

この本の筆者・阿川佐和子さんは、お父さん・阿川弘之さんが入院して亡くなるまで、献身的に介護をした、ということで有名なのだが、阿川弘之氏といえば、まったく面識のない人でも、佐和子さんのテレビ番組での発言や著書などで、とても厳しくて、怒りっぽい...
宮下英樹

秀吉と勝家の対立は深まり、「賤ケ岳の戦」開戦 ー 宮下英樹「センゴク一統記 10」

落ち武者から国持大名へ、その後、戦で大敗北して改易。そこから復活して、徳川将軍家の相談役まで昇進した戦国一のジェットコースター人生をおくった「センゴク」こと「仙石秀久」の半生記が描かれる「センゴク」シリーズのSeason3「センゴク一統記」...
朝井まかて

江戸城無血開城のとき、大奥は ー 朝井まかて「残り者」

歴史の視方というものは、どうしても勝者側から見たものが中心となるもので、それは「幕末」でも同じで、薩長側、倒幕の浪士側から描かれたものが多く、幕府側から描かれるのは、新政府に悲劇的な敗北をした「会津」であるとか「長岡」といった佐幕の諸藩のも...
宮下英樹

信長後の体制が固まり、長曾我部との戦開始 ー 宮下英樹「センゴク一統記 8・9」

落ち武者から国持大名へ、その後、戦で大敗北して改易。そこから復活して、徳川将軍家の相談役まで昇進した戦国一のジェットコースター人生をおくった「センゴク」こと「仙石秀久」の半生記が描かれる「センゴク」シリーズのSeason3「センゴク一統記」...
仕事術

AIの時代の「知的生産」のコツを伝授しよう ー 佐藤優「調べる技術、書く技術」

調べる技術 書く技術 posted with ヨメレバ 佐藤 優 SBクリエイティブ 2019年04月08日 楽天ブックス 楽天kobo 外務省のロシア担当の官僚を経て、数奇な経験をしながら、現在、国際情勢をはじめとして、数多くのジャンルに...
ノート術・メモ術

最高難度の「メモ術」の極意を身につけよう ー 斎藤孝「思考を鍛えるメモ力」

仕事を上手く進めるためには、上手な情報収集と相手とのコミュニケーションが基本、とはよくいわれるのだが、その基礎の基礎となるところに、実は「上手にメモをとる」という能力が隠れていることに気づいている人は多いはず。 ビジネスで一番トラブルのもと...
スポーツ

駅伝の名監督が教える「ゆとり世代」の能力を全開にする秘訣 ー 原晋「逆転のメソッド 」

本書が書かれた以降、四連覇をし、東海大学に五連覇を阻まれたとはいえ、大学駅伝の雄として君臨している存在となった、青山学院大学の陸上部監督の原晋氏による、若者の育成論、チーム論について書かれたのが、本書『原晋「逆転のメソッド」(祥伝社新書』。...
宮下英樹

民衆の力をもとに秀吉、光秀に勝利す ー 宮下英樹「センゴク一統記 5~7」

落ち武者から一国持ち大名になりながら改易、それからさらに復活という戦国時代随一の復活劇を演じた仙石秀久こと「センゴク」の一代記を描いたシリーズのSeason3「センゴク一統記の第5巻から第7巻。 本能寺の変で明智光秀が織田信長を討った後、光...
モチベーション

「ゆとり世代」のパフォーマンスを引き出す方策はこれ ー 原晋・原田曜平「力を引き出す」

青山学院大学に箱根駅伝優勝をもたらしたメンバーを育て上げた大学駅伝界の名監督・原晋氏と、若者研究所を主宰して、若者の意識研究、トレンド研究ではマーケティング業界だけでなう、日本で有数の論者・原田曜三氏による、「ゆとり世代」といわれる世代につ...