LifeHacks

「”片付け”好き」が好物のTipsが満載であるな — 美崎栄一郎「仕事が速いひとほど無駄な時間を使わない! 超速片づけ仕事術」(かんき出版)

働く環境の整備は、勤務体制や勤務時間、あるいは職場内のコミュニケーションのあり方など、根本の話をやりはじめると、個人の力の及ぶところを超えてしまって、うまくいかない時は、モヤモヤ感が貯まってしまうもの。その点、本書のような、個人のデスクワー...
ノート術・メモ術

思考を「見える化」して、やりたいことを実現する「ノート術」 — 午堂登紀雄「深く考える最強のノート術」(パンダ・パブリッシング)

最近の「ノート・手帳」ネタといえばバレット・ジャーナルがトレンドなのだが、バレット・ジャーナルはノート・手帳を使うノウハウ的なところが強くて、書く目的ということについてはスルーしているきらいがある。 そこで、筆者によれば『「書く」ことで、初...
組織論

会社組織は身軽が一番。大きくある必要はない — ジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマン・ハンソン「小さなチーム、大きな仕事」(早川書房)

「強いチームはオフィスを捨てる」で、リモートワークについて熱く煽ってくれた、ジェイソン・フリードとデイヴィッド・ハイネマン・ハンソンによる「働き方」と「会社」についての、刺激的な著述。 最初に「ほう」と思うのは 僕たちの文化は仕事依存症を称...
リーダー論

部下に離反されないリーダーになる秘訣は、『ただひたすら「聞く力」』にあり

どんなに優秀なリーダーでも、というか、リーダーの能力が高く、リーダー自体がそれを認識している時、起こりがちなのは「部下の離反」。 それは離職とか明確なものだけでなく、サボタージュも含めていろんな形式で出てくるのが実際である。どうしたら部下に...
地域振興

地方の企業の宣伝をしておこう — 鳥取の注目企業15社 ”強小パワー”で鳥取の未来を切り開く(ダイヤモンド社)

当方のブログでは、ベタネタに地域に密着したものは、楽屋落ちの感があってあまりとりあげないのだが、縁あって出版発表会に出席したのと、こういう地方の企業に関する出版物は、東京のメディア視点に書かれたものが多いのだが、ここは地方のライターや出版人...
PDCA

「速く」そして「全てを同時に」がソフバン流PDCAの本質か? — 三木雄信「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA」(ダイヤモンド社)

成功した経営者の経営手法や事業手法を範にとったビジネス本は、その「哲学」部分については、事業の浮沈や時代の変化に伴う毀誉褒貶の変化などがあるので、とりあげるのを躊躇するところもあるのだが、PDCAといった、いわゆる経営技術に関わるものについ...
モチベーション

ホイッスルが鳴りそうでも、守りから攻めへ転じるメンタルが「逆転」の秘訣

先だって、とある書籍の出版会で、地方のJリーグ・チームの代表をしている方と一緒になったんだが、その方が、ワールドカップの日本☓ベルギー戦の勝敗を分けた原因は   ・本田選手がコーナーキックを蹴る時、ベルギー側は「これで一点いれられたら終わり...
PDCA

トヨタ流の「PDCA」は「前へ」と行動すること — 原マサヒコ「Action! トヨタの現場の「やりきる力」」(プレジデント社)

筆者は、トヨタ自動車のメカニックを経て、カイゼンやPDCAの普及推進を行っている方らしい。なので、PDCAも「トヨタ風」というか、トヨタの「カイゼン」風味がつけられているので、そこはご留意を。   構成は   第1章 Action1/行動力...
PDCA

「PDCA」理論の実践に即した変化球 — 小山昇「儲ける社長のPDCAのまわし方」(KADOKAWA)

ダスキンのフランチャイズビジネスと、中小企業の経営サポートを事業内容とする「武蔵野」の社長・小山昇氏の著作。「PDCAのまわし方」という表題であるが、いわゆる「PDCA」の理論的なものではなく、実際の中小企業経営者による「PDCA」の「現実...
仕事術

「フレームワーク」や「テンプレート」はシゴトの「型」じゃねぇ — 村井庸介「どんな会社でも結果をだせる! 「最強の仕事の型」」(クロスメディア・パブリッシング)

筆者は、野村総合研究所を皮切りに、リクルート、グリー、日本アイ・ビー・エムを経て、メガネスーパーの企業再生に辣腕を振るった人物なので、転職の数がビジネスマンの経歴だ、ってな調子の転職奨励本かと思いきや、豊富な各種各様の企業生活・ビジネス生活...