ノート術・メモ術

手帳の使い方で、仕事は激的に変わる — 谷口和信「仕事が速くなる! PDCA手帳術」(明日香出版社)

月80時間の残業が当たり前で、1日のほとんどを会社で過ごすといった「ブラック」な仕事ぶりをしていた筆者が、手帳を使うことによって、残業も減り、「手帳の使い方を工夫することで仕事の効率は簡単に上げることができ」たことをもとに、実際にやってきた...
時代小説・歴史小説

ヨット体験から、「海賊モノ」の歴史小説へと妄想を広げる

昨日、知り合いのIT会社のK社長さんにヨットに乗せてもらう経験をさせてもらった。 夕方、集まって、それから海に乗り出すという魂胆なのだが、外海に出るというわけではなく、湾というか内海の中を航行するというもの。 なので、波も静かで、船酔いとい...
脳科学

いじめは「倫理」や「理性」だけでは解決しないことを認識すべきか? — 中野信子「ヒトは「いじめ」をやめられない 」(小学館新書)

いたましい自殺が相次いでも、なくなる気配をみせないのが「いじめ」。なくならない原因や根絶策があれこれ議論されるのだが、そこに、生物学的アプローチを持ち込んだのが本書。 構成は 第一章 いじめの快感 第一節 いじめのメカニズム 第二章 いじめ...
沢渡あまね

”システム”の問題は、”ビジネス”の問題の「縮図」。ならば解決法も「縮図」か? — 沢渡あまね「システムの問題地図」(技術評論社)

「職場」「仕事」「働く人」「働き方」ととりあげてきた「問題地図」シリーズの分析なのであるが、とうとう、仕事をする上で必須のものでありながら、暗闇の中に隠れていた問題、「システム」について到達しましたね。 構成は はじめに 〜どうして生まれる...
グルメ

国内にある「世界各地の豊穣さ」を楽しもうではないか — イシコ「世界一周ひとりメシ in JAPAN」(幻冬社)

一人で食事することが苦手なのに、世界を巡りながら一人で食事をする旅を「世界一周一人メシ」にまとめた、イシコ氏による、再びの一人メシの世界旅である。とはいうものの、「世界一周一人メシ」の旅から帰国後、岐阜県の定住者としてどっぷり地域に浸かって...
蓑輪諒

戦国末期の「忘れられた者たち」はこんなに魅力的だったのか — 蓑輪 諒「くせものの譜」

「御宿勘兵衛」と聞いて、ああ、あの、と応じることができるのは、よほどの歴史通以外いないであろう。本書は、そんな、昔は、真田幸村と並び称された武将であリながら、今では一般人が知ることの少ない、戦国時代末期の武将を主人公に仕立てた戦国物語である...
仕事術

「想定外」の「ヒューマンエラー」を防止する王道はどこにある? — 中田 亨「ヒューマンエラーを防ぐ知恵」(朝日文庫)

台風、大雨、地震といった自然災害の脅威や被害が大きくなっている最近なのであるが、けして粗略に考えてはいけないのが、「人災」、「ヒューマンエラー」というもの。自然災害の時も、それにヒューマンエラーが重なると、被害が倍々ゲームで増大するのは、多...
ライフスタイル

「錯覚」だけが「人生」さ — ふろむだ「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」(ダイヤモンド社)

「人は見た目が9割」という本が2005年に大流行して、その後、2013年に「やっぱり見た目が9割」という続編がでて、かなり流行になった記憶のある人も多いだろう。この本の趣旨は、人が物事を判断するのは言語情報以外の容姿、表情、しぐさ含めたとこ...
PDCA

「PDCA」を回す秘訣は、地道にCとAをくりかえすことにあり — 松井忠三「無印良品のPDCA ー 一冊の手帳で常勝経営を仕組み化する」(毎日新聞出版)

著者は無印良品で有名な「良品計画」の元会長さんなのだが、業績がどん底の時に社長に就任し、大奮闘しながら「良品計画」を立て直した経営者。なので、本書で取り上げられるPDCAの技術も、妙に信頼感がある。 構成は 序章 アナログ手帳とPDCAの切...
ワークスタイル

「依存しない、頑張らない、努力しない」仕事のあり方 — 午堂登紀雄「自分だけの「絶対領域」の作り方ー「複業」☓「スモールビジネス」のススメ」(パンダ・パブリッシング)

人生100年時代といわれて、一人の人生で複数の職業生活をおくることの必然性がとりあげられたり、働き方改革の議論でも「副業」の議論がやけに活発になっている。「会社への忠誠」といったことが求められていた十数年前までとは隔世の感があるのだが、少々...