辺境駐在員

高田郁

澪は嗅覚喪失の窮地を脱するが、大きな「犠牲」が・・ ー 高田郁 「みをつくし料理帖 夏天の虹」

上方出身の「下がり眉毛」の女性料理人「澪」が、江戸の小さな料理屋「つる屋」を舞台に、その料理の腕で評判を上げていく「成り上がり」ストーリー「みをつくし料理帖」の第七弾が『高田郁 「みをつくし料理帖 夏天の虹」(時代小説文庫)』。 前巻で、今...
高田郁

澪に新規出店や旧店の復活、玉の輿の怒涛が押し寄せる ー 高田郁「みをつくし料理帖 心星ひとつ」

上方出身の「下がり眉毛」の女性料理人「澪」が、江戸の小さな料理屋「つる屋」を舞台に、その料理の腕で評判を上げていく「成り上がり」ストーリー「みをつくし料理帖」の第六弾が『高田郁 「みをつくし料理帖 心星ひとつ」(時代小説文庫)』。 前巻まで...
高田郁

澪の料理の腕はますます冴え渡る ー 高田郁 「みをつくし料理帖 小夜しぐれ」

上方出身の「下がり眉毛」の女性料理人「澪」が、江戸の小さな料理屋「つる屋」を舞台に、その料理の腕で評判を上げていく「成り上がり」ストーリー「みをつくし料理帖」の第五弾が『高田郁 「みをつくし料理帖 今小夜しぐれ」(時代小説文庫)』。 前巻で...
高田郁

澪は、幼馴染の秘密を「蕪料理」で守り抜く ー 高田 郁 「みをつくし料理帖 今朝の春」

奉公していた上方の大店の料理屋「天満一兆庵」のご寮はん・お芳と江戸へ逃れてきた下がり眉毛の女性料理人「澪」が、江戸の小さな料理屋「つる屋」を舞台に、その料理の腕で評判を上げていく「成り上がり」ストーリー「みをつくし料理帖」の第四弾が『高田郁...
高田郁

「脂」ののった澪の料理を堪能あれ ー 高田郁「みをつくし料理帖 想い雲」

幼い頃、水害で両親を失い、その後奉公に上がった上方の大店の料理屋「天満一兆庵」が火事により没落し、そこのご寮はん・お芳と江戸へ逃れてきた下がり眉毛の女性料理人「澪」。彼女が江戸の小さな料理屋「つる屋」で、その料理の腕で評判を上げていく、「成...
ミステリー

かくして「新米警察官」は巣立っていく ー 長岡弘樹「教場 2」

木村拓哉を主人公にして、2020年の新春にドラマ化された「教場」の原作本の第二巻目が『長岡弘樹「教場 2」(小学館文庫)』。ドラマはこの第一巻と本巻の話をピックアップしながら再構成されているつくりになってたような気がします。 舞台となるのは...
戦国時代

「本能寺の変」のターゲットは信長ではなかった? ー 明智憲三郎「本能寺の変 431年目の真実 」

2020年のNHKの大河ドラマが、2019年の近代ものから戦国ものに復帰して、「大河は時代劇じゃないとなー」ってなことを言っている方も多いだろうし、さる有名女優の薬物騒動で急遽キャストが変わったり、と本筋でない話題が多い気がしているのだが、...
ミステリー

「文字」に秘められた事件の鍵を探し出せ ー 麻見和史「警視庁文書捜査官」

ミステリーが面白いかどうかは、探偵役になる人物の専攻とかプロフィールか性格がどれだけ変わっているか、ということと、そのあたりと風貌との落差がどれだけあるか、というのが決め手になることが多いのは「警察小説」でも同じことであろう。 最近の「警察...
ビジネス

才女に学ぶビジネス・テクニック ー 廣津留 すみれ『ハーバード・ジュリアードを 首席卒業した私の 「超・独学術」』

ハーバード、ジュリアードといえば、分野は違えども世界レベルで活躍する「エリート」たちを輩出しているところとして、誰しもが承知しているところなのだが、その二つで「首席」をとった才女による能率本が本書『廣津留 すみれ「ハーバード・ジュリアードを...
ブックレビュー

マンガの価値を再定義する ー 堀江貴文「面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた →そしたら人生観変わった」

毎回センセーショナルな問いと挑戦的な言葉で世間を騒がせる筆者が、今回は、市民権を確立してきたとはいえ、まだまだ陰に回ったところでは軽視されている「マンガ」について、おもいきり、ヨイショしてモチアゲているのが本書『堀江貴文「面白い生き方をした...