畠中恵 手代や妖の手助けで「若旦那」は成長するか? ー 畠中 恵「ぬしさまへ しゃばけ2」(新潮文庫) 「しゃばけ」でデビューした廻船問屋兼薬種問屋長崎屋の若旦那「一太郎」と手代の「佐助」と「仁吉」、このほかに妖の「鳴家」や「屏風のぞき」たちが活躍する。江戸ものファンタジー「しゃばけ」シリーズの第2弾が本書「ぬしさまへ」 【収録と注目ポイント... 2020.01.01 畠中恵
畠中恵 病弱若旦那と妖怪使用人に江戸ものファンタジー開幕 ー 畠中恵「しゃばけ」(新潮文庫) 江戸を舞台にしたファンタジーは、ちょっと手を出し辛かったのだが、登場人物たちの設定と語り口の軽妙さに惹かれ、思わず手にしてしまったのが、この「しゃばけ」 このシリーズは続々と続き、映画化もされるほどの人気シリーズになるのだが、その第一作目に... 2020.01.01 畠中恵
今 柊二 日本人のソウルフード「定食」を極めよう ー 今柊二「定食学入門」 「定食」のことを語らせたら、この人の右にでる人はいない、と言っていい、「定食学の権威」今柊二さんによる「定食」を極めるための入門の書が『今柊二「定食学入門」(ちくま新書)』。 出版されたのが2010年なので、店の情報が古くなっているところは... 2020.01.01 今 柊二
今 柊二 美味しい「洋食」は日本人のソウルフード ー 今柊二「洋食ウキウキ」 ビジネスマンや学生の皆々の生活を支えている「日本各地の定食」について、おそらくは日本で一番詳しい「定食研究家」(?)である筆者が、もうひとつ日本人の心の「故郷」である「洋食」について著したのが本書『今柊二「洋食ウキウキ」(中公新書ラクレ)』... 2020.01.01 今 柊二
吉川英梨 「テロリスト・アゲハ、再臨」と思わせて実は・・ ー 吉川英梨「蝶の帰還」 「昨今、急増するストーカー犯罪やDV被害に苦しむ女性を救うため」という名目で警視庁に新設されてはいるのだが、実は女性が絡む事件であればどんなものでも首を突っ込むという「女性犯罪捜査班」を舞台に、「ハラマキ」こと「原麻希」警部補が活躍する、『... 2019.12.31 吉川英梨
歴史 「討ち入り」は思想だけでは成功しない ー 山本博文『「忠臣蔵」の決算書』 忠臣蔵といえば、年末年始のRV時代劇の定番のような頃もあったのだが、その真面目な忠義臭が敬遠されるのか、最近ではあまり見ることがなくなった気がする。 そういった状況の中で、堤真一、岡村隆史、濱田岳などの出演でひさびさに映画化された「決算!忠... 2019.12.30 歴史
宮下英樹 小氷河期末の決戦「桶狭間の戦」終結す ー 宮下英樹「桶狭間戦記 5」 「東海一の弓取り」と高く評価されていながら、天下を狙う途上で非業の戦死を遂げたせいか、現代では軽く扱われることの多い今川義元と、彼を討滅した戦国時代を集結させた「魔王」織田信長の若い頃を描く、仙石権兵衛のニェットコースター人生を描いた「セン... 2019.12.30 宮下英樹
宮下英樹 尾張へ向け、今川義元進軍。信長どうする? ー 宮下英樹「桶狭間戦記 4」 「東海一の弓取り」と高く評価されていながら、天下を狙う途上で非業の戦死を遂げたせいか、現代では軽く扱われることの多い今川義元と、彼を討滅した戦国時代を集結させた「魔王」織田信長の若い頃を描く、仙石権兵衛のニェットコースター人生を描いた「セン... 2019.12.29 宮下英樹
宮下英樹 骨肉の争いを乗り越え、信長は尾張を統一する ー 宮下英樹「桶狭間戦記 3」 「センゴク」シリーズのビフォーストーリーである、「桶狭間戦記」シリーズの第3巻。 前巻までで、生涯資した女性「吉乃」と出会ったのだが、今川の攻勢を凌ぐため、美濃の斎藤家の息女・蝶との婚姻を余儀なくされ、また、今川と戦で破れた後の謀反をおさめ... 2019.12.28 宮下英樹
仕事術 「穏やかさ」をビジネスの基礎に据える ー 「NO HARD WORK」 「小さなチーム、大きな仕事」や「強いチームはオフィスを捨てる」などで、テレワークや小さな組織の提案など、新しい「働き方」について斬新な提案を行ってきたアメリカのソフト会社「ベースキャンプ」のメンバーによる新しい「働き方」の提案が本書『ジェイ... 2019.12.27 仕事術