辺境駐在員

コミック

父の犯した犯罪の真相を、タイムスリップで解き明かせ ー 東元俊哉「テセウスの船 1」

過去に戻って、あの瞬間のあの出来事を変えることができたら、というのは、誰しも思うところで、昔からタイムスリップした人物が過去の歴史を変えてしまったり、タイムパラドックスのために変えたと思っていた歴史がいつの間にか修復されていたり、といったよ...
コミュニケーション

「傲慢さ」で自滅しないための処方箋 ー 片田珠美「オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群」

名門企業や老舗企業が、今までの評判に胡坐をかいた不祥事を起こして突然に業績が転落したり、組織の重要な地位についている人が、それをかさに着たような、無理難題を部下にいいつけたり、外部に向かって無遠慮に言い放ってバッシングを受けたり、と最近「傲...
コミュニケーション

思いもかけない「悪意」から自分を守るには ー 榎本博明「他人を引きずりおろすのに必死な人」

自分としては何も悪いことをしていないはずなのに、上司に誉められたことをきっかけに、今まで親切にしてくれていた先輩が急に意地悪を始めた、であるとか、子供の成績が上がったことを喋ったら、仲の良かったママ友から陰で悪口をいわれるようになった・・・...
東川篤哉

南武線沿線に天才ロリータ探偵出現す ー 東川篤哉「探偵少女アリサの事件簿」

頭脳明晰な少年少女が探偵役を務める設定は、ミステリーの定番化しているきらいもあって、漫画では名探偵コナン・シリーズ、小説でも、海外ものでは美少女探偵ナンシーや、国内ものでは、数学少女・浜村渚など、多くの名探偵が登場している。その中でもロリー...
吉川英梨

陶芸家一家惨殺事件の原因は十数年前の隠ぺいであった ー 吉川英梨「警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希」

アゲハ、スワンなどの「秘匿捜査官」シリーズでおなじみの、ハラマキこと原麻希シリーズのSeason2の第一巻が本書『吉川英梨「警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希」(宝島社文庫)』 今シリーズでの活躍の舞台は、「昨今、急増するストーカー犯...
宮下英樹

小牧・長久手の戦、終結。天下は誰の手に落ちるのか? ー 宮下英樹「センゴク一統記 15」

落ち武者から国持大名へ、その後、戦で大敗北して改易。そこから復活して、徳川将軍家の相談役まで昇進した戦国一のジェットコースター人生をおくった「センゴク」こと「仙石秀久」の半生記が描かれる「センゴク」シリーズのSeason3「センゴク一統記」...
鳴神響一

プロ・スナイパーと偽った「狙撃事件」に隠れた旧悪を暴け ー 鳴神響一「脳科学捜査官 真田夏希 4 クライシス・レッド」(角川文庫)

医師免許も持つ、高学歴・美貌ながら「ふつうの結婚」を望んで婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属の腕利きプロファイラー・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シリーズの第4巻。 熱心な婚活活動を展開しても、捕まえられるのは爆弾魔、バブ...
戦国時代

信長上洛。参陣する静子が考案する作戦は? ー 「戦国小町苦労譚 5」

現役女子農業高校生が、戦国時代にタイムスリップして、持ち込んだ種子や後世の農業技術な器具を駆使して、尾張の信長のもとで大活躍する、時代改変もの「戦国小町苦労譚」のコミカライズ版の第5巻が『「戦国小町苦労譚 5」(アース・スター・コミックス)...
ヤマザキマリ

イタリア料理はイタリア人の「ソウルフード」 ー ヤマザキマリ「パスタぎらい」

「テルマエロマエ」や「プリニウス」をはじめとして、イタリアを舞台にした漫画で有名な「ヤマザキマリ」さんなのだが、はっきりとモノをいうことでも、定評があると思っている。 本書でも、それは遺憾なく発揮されていて。その舌鋒は自分が長らく住んでいる...
斎藤千輪

”人情話”と”イタリア料理”をセットでどうぞ ー 斎藤千輪「トラットリア代官山」

東京で一、二を争うお洒落な街である代官山の住宅地。三階建ての一軒家の地下にあるカウンターが中心の小さなイタリアレストランを舞台に、店の女性支配人の大須薫とシェフの安東玲、常連客の工藤親子をメインキャストにくりひろげられる、”都会風人情話”が...