ブログを始めたいいのだが、アクセスが伸びなくて心が折れそうになっている・・・、というブロガーの方はいませんか。
実のところ、当方はかなりの頻度でそんな思いに駆られています。毎日、毎日頑張って更新しても思ったように効果が出ず、さらには折角アクセスを稼げる記事ができたと思ったら、Googleアップデートで圏外に飛ばされる、といった経験をし、「もう、やめちゃる!」とキーボードに八つ当たりをしたことも何度か。
そんな当方と同じような思いをしてきたあなた、高額な情報商材を買ったり、ブログ教本を購入するまえに、「先達」のアドバイスを読んでみませんか、というところでおススメしたいのが、本書『かん吉「ブログ・ブランディング」』である。
【構成と注目ポイント】
構成は
はじめにー小手先のテクニックは通用しない時代
1.「コンテンツ イズ キング」の終焉。コンテンツSEOの次は「ブランドSEO]が来る
2.キュレーションサイト問題から考える、ネットメディア乱立時代を生き抜く、たった一つの方法
3.最後の使徒 検索エンジンの敵は「人間」だった
4.Googleがちょっとダサくなってしまった
5.テーマに特化して作り込んだサイトより、個人ブログの方が信用できる?
6.SEOは「火の七日間」へ向かう?Googleの天誅がウェブを焼き払うのか
7.いわゆる「ネット情報発信ビジネス」の限界と、ブログ論がはびこる理由
8.雑記ブログより「個人ブログ」を目指しませんか
9.2019年に何者でまおなう個人が「何者かになる」ために最も有効な方法
10.翔んでアフィリエイト Googleコアアルゴリズムアップデートが焼き払った後に残るものとは
11.Gooleに二言はない。7年の月日を経てAuthorRankが形を変えてアルゴリズムの主役へ
12.E-A-T時代の新たなブログ運営術
書き下ろし これから10年生き残るためのブログ戦略
おわりにーブログを何年続ければ、報われるのか?
付録 Kindle電子書籍のつくり方
となっていて、筆者の「かん吉」さんは人気ブログ「わかったブログ」の運営者であるとともに、「人気ブログの作り方:5ヶ月で月45万PVをとっぱしたブログ運営術」「ブログ起業:10年9割廃業時代を生き抜くブログ×ビジネス戦略」「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ人気ブロガー養成講座」などのブログに関するビジネス書のほか、マラソンに関する著作もある人気ブロガー兼作家である。
こうした「ブログ本」というと多くは、ジャンルの選び方であるとかSEOの手法とか、キーワード選定の方法などテクニカルなところにのめり込んでしまうことが多いのだが、本書の場合は「コンテンツの内容よりも、「どのメディアの記事か」「だれが書いているのか」が重要になっています。「コンテンツよりもコンテキスト(文脈)」つまり「ブランド」が重視されているのです」ということで、ここは長期間のブログの運営経験の中で、Googleのアップデートによる検索順位の低下や、健康医療系のサイトのおおがかりな順位変動など、数々の修羅場を経験してきた人の実体験に基づく貴重なアドバイスといっていい。
そこで強調されるのは「個人のブランド」をいかにつくっていくかが重要で
コンテンツを、ブランド向上に効果的に結び付けなくてはいけません。ブランド向上に効果的に結び付けなくてはいけません。ブランドはコンテンツ以外の部分で作られます。ブランドとは1つづ積み上げていくものです。しっかり活動をして、書き手の素性や読者からの評価を自然かつ地道にアピールしていくことが、一番の近道です。
であったり、
ブログ界隈では「個人の日記のようなブログはだれも読まない」と言われてきました。私もそう考えていた面がありました。 しかし、WELQ問題により、だれが作ったのかわからない情報サイトよりも、生活環や熱量があふれる個人ブログのほうが、チャンスがあるのでは?と考えるようになりました。
といったことが強調されていたり、
個人ブログと書けば、個人的なブログということになります。
エッセイや日記的な文章、お気に入りの商品レビューなどを、ブロガー個人の趣味や志向を軸としてポストします。
よく「個人の日記なんて読まれない」と言われていましたが、どうでしょう? 個人の日記的なブログでも、おもしろいブログは多いです。
むしろ、ノウハウやレビュー記事ばかりのブログよりも、個人の日記的なブログの方がおもしろかったりします。
(略)
単に情報だけブログにポストしていると、同じようなブログの1つになってしまいます。
といったように、通常のSEOやアクセスUPのノウハウを書いた「ブログ本」に飽きてきた方には、かえって新鮮な気持ちで読めるのではないでしょうか。
本書によれば、現代のビジネスシーンで成功するキーワードである
・ストック
・ツルハシ
・スケール
は、人気ブログを作るときにも共通しているようで、ビジネスの基本は共通している、ということなのでしょうね。
【レビュアーからひと言】
本書は、筆者の「わかったブログ」に掲載されたものに加筆修正を加えて仕上げられたものなので、筆者のブログの読者であれば目にした記事もあるかと思います。
ただ、どうしても一過性の宿命を負いがちなブログ記事が、まとまったかたちで読めるのは有り難いこと。本書の主張はバリバリのアフィリエイターの方からは異論もあるかとは思いますが、一つのブログ論としてブロガーの方は目をとおしておいてはいかがでしょうか。いまならKindle Unlimitedで提供されているほか、かなりお得な値段で提供されてます。
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