ミステリー

若竹七海

若竹七海「錆びた滑車」ー交通事故に秘められた友人の殺意をハムラアキラが暴き出す

2020年1月にシシドカフカ主演でTVドラマ化された、「世界でもっとも不運な探偵」として、本人も周囲も気づかないうちに、周りにトラブルの数々と犯罪の謎解きを招き寄せてしまう、フリーランスの私立探偵・葉村晶シリーズの第7弾が『若竹七海「錆びた...
吉川英梨

吉川英梨「偽弾の墓 警視庁53教場」ー元プロ野球選手銃殺事件の犯人は教え子の警官?

警視庁警察学校の教官の自殺事件の捜査から、同じ警察官の自殺教唆を暴いたことが、組織の上層部の逆鱗に触れ、警視庁捜査一課の主任から警察学校の教官へ異動させられた主人公・五味京介が、警察同期の同僚・高杉助教や、五味を慕う上昇志向の強い美人刑事・...
吉川英梨

吉川英梨「警視庁53教場」ー20年の時間差でおきる警察学校の警官自殺の謎を解け

吉川英梨さんの描く「警察ミステリー」の主人公となる男性は、中年にさしかかってはいるが、女性の心を惹きつける何かをもっているのだが、生い立ちであるとか家庭であるとかにトラウマを抱えている、という設定が多いのだが、この「警視庁53教場」のメイン...
若竹七海

若竹七海「静かな炎天」ー書店員兼探偵となった「葉月晶」は四十肩になる

気づかないうちに、自分の周囲にトラブルの数々を招き寄せてしまう、フリーランスの私立探偵・葉村晶シリーズの第七弾が『若竹七海「静かな炎天」』。 前話までで、今まで勤めていた「長谷川探偵調査所」の突然の閉所によって職を失い、ようやく手に入れそう...
若竹七海

若竹七海「さよならの手口」ー元女優の依頼が過去の連続殺人の謎を暴き出す

きれあじのいい調査をするのだが、調査をすすめると思ってもみないトラブルが向こうのほうが寄ってくるというフリーランスの探偵・葉村晶シリーズの第5弾が本書「さよならの手口」。 非常勤の探偵の籍をおいていた「長谷川探偵調査所」が閉所してしまい、探...
若竹七海

若竹七海「暗い海流」-羽村晶は探偵の職を失い、古書店のバイトになる

小さな探偵事務所・長谷川調査探偵調査所の、アラサーのフリーランス調査員・葉村晶が持ち込まれる揉め事を解きほぐしていくうちに、隠されていた黒い秘密まで引きずり出してしまう女性私立探偵もの「葉村晶シリーズ」が含まれた短編集 収録されているのは5...
若竹七海

若竹七海「悪いうさぎ」ー女子高生失踪事件に潜む謎に葉村晶が挑む

小さな探偵事務所・長谷川調査探偵調査所の、アラサーのフリーランス調査員・葉村晶が持ち込まれる揉め事を解きほぐしていくうちに、隠されていた黒い秘密まで引きずり出してしまう女性私立探偵もの「葉村晶シリーズ」の第3弾本書では、葉村晶も31歳となり...
若竹七海

若竹七海「依頼人は死んだ」ー葉村晶の担当事件の裏には濃紺の悪魔がいる

小さな私立探偵調査事務所の、アラサーのフリーランス調査員・葉村晶が、探偵事務所や知り合いから持ち込まれる相談事の真相究明をするのだが、彼女が調査を始まると、その相談事も、最初に見せる様相とは違う、黒くて苦い真実を隠していて、という女性私立探...
若竹七海

若竹七海「プレゼント」ーフリーランス探偵・葉村晶、登場

なぜか彼女の周囲にはトラブルの種が引き寄せられてしまう、フリーランスの私立探偵・葉村晶の初登場作。ただ、本書では、葉村晶の私立探偵モノが主役というわけではなくて、県警の警察署の刑事課に勤務する小林警部補と御子柴刑事の警察モノとの並行展開とな...
ミステリー

伽古屋圭一「からくり探偵・百栗柿三郎」ー 大正ロマンの時代の名探偵と元気いっぱい助手、登場。

激動の事件が多い「明治時代」と「昭和時代」に挟まれて、印象的には薄い感じがするのだが、「大正デモクラシー」や「大正ロマン」という時代を象徴する言葉に代表されるように、なにかしら「華やいだ感じがする「大正時代」を舞台に繰り広げられるミステリー...