大阪育ちの同級生や鍼灸院の新バイトの登場で新展開か? ー 豊田悠「パパと親父のウチご飯 6」(バンチココミックス)

晴海の元妻による清一郎奪還作戦や、シングルファーザー暮らしを心配して宮崎へUターンさせようとする晴海の母親の猛攻をなんとか凌いで、愛梨と清一郎との暮らしを死守した、千石・晴海のシングルファーザー二人なのだが、今巻では、愛梨の新しい友人ができたり、千石の鍼灸院に新メンバーが参加したり、とキャストに大きな変化が訪れます。

【収録と注目ポイント】

収録は

26話 バターロール
27話 鯖の味噌煮
28話 お好み焼き
29話 豚キムチ
30話 肉じゃが
ウチレシピ
パパ飯レシピ

となっていて、はじめの26話は、晴海の故郷の「宮崎編」の結末。晴海によく似て感情や思いを顔に出さない彼の父親の心を溶かすのは、バターロールという仕掛けなのだが、本当の功労者は、無邪気に声をかける清一郎と愛梨ですね。やはり「孫」は最強でありますね。

ちなみに、皆で一緒につくったバターロールはこんな出来で、この出来の良さも一役かっているかも。

一つ飛ばして、28話は、愛梨と清一郎の通う幼稚園に大阪からの転入生が来る話。彼女は、大阪弁を男子たちにからかわれて登園拒否になってしまうのだが、当方が東京で学生生活をおくっていた昔の頃は、大阪弁(関西弁とはあえて言いません。京都弁の人に怒られるので・・)を聴くと驚きが走ったものなのだが、今頃は市民権を得たものと思ってたのですが、そういうわけでもなのでしょうか。そして、愛梨のパワーで、その転入生の登園拒否を解決してしまうのだが、詳細は原書で。
ちなみに、今話で皆でつくる「お好み焼き」が

といったもので、これは美味そうですね。これを食す、愛梨の顔が証明しています。

第28話と第29話、第30話は、千石の店に新しいアルバイトの男の子がやってくる展開。今までほとんどワンオペで、マッサージ店と、愛梨と清一郎の食事と家事をこなしていたのだが、収入を増やすために夜営業を始めたたね、流石に体に限界がきたという設定。はじめの登場は、チャラくて女性のヒモ的に暮らしている若い男といった様子なのだが、話が展開していくにつれ、千石の若い頃によく似ていることがわかってきます。
彼の心を開かせるきっかけとなるのは、このシリーズらしく「料理」なのだが、千石の場合が「ハンバーグ」であったに対し、今回は

という「豚キムチ」であります。このあたりに、家庭料理の人気メニューの変遷をみてもいいかもしれないですね。

【レビュアーから一言】

新キャストの参加によって、今までは千石・晴海の家族の奮闘を中心に展開していたこのシリーズも新たな展開をしていきそうですね。しかも、新キャストに付随して、愛梨の幼稚園に転入してきた美月のママさんであるとか、千石の店の新バイト・龍也のパトロン的存在の樹里さんとか、個性の強そうな女性たちも引き寄せてきているので、かなりの波乱万丈が期待できそうですね。

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